旅の哲学

旅行をすることで価値観が変わる、と言われているが、自分にはそういうことがあてはまらないと思っている。

バルセロナに行っても、クアラルンプールに行っても、石垣島に行っても価値観が変わること自体はなかった。

 
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では、ただ単純に観光を楽しむことが目的かと言うと、そうではなくて、「人生を変えるなにか」に期待している自分がいる。

 

矛盾しているじゃないか、と言われるような話だけれどそれでいいと思っている。

異国情緒に触れ、全く異なる価値観から創造された文化に触れる。その時に「人生を変えるなにか、があるんじゃないか」と思いながら触れるのと、そうでないとでは楽しさが全然ちがう。

 

100年ほど前まで日本人のほとんどにとって海外旅行などの長距離移動は大挑戦だった。そこには「人生を変えるなにか」という思いが詰まっていたはずだ。

 旅行はそういうものじゃないといけないと思っている。ポップに行けるし、安く行ける時代だけれど、やっぱり僕にとっては大挑戦で、観光も楽しみたいけど、やっぱり何かを得たい。

 

その意気込みで異なる根本をもつ人びとと文化に出会ってやろうと思う。

教養としての伝統信仰 - イザイホー

沖縄・久高島で600年続いた12年ごとの伝統儀式イザイホー。

この儀式にかねてから強い関心を持っています。

名前といい、由来といい、その様といい、すべてがこれ以上にないくらい神秘的で怖さすら覚えます。

 

琉球王国時代において、最高の聖域と位置づけられた久高島には、古くから「男は海人、女は神人」の諺が伝わる。久高島では男たちは成人して漁師になり、女たちは神女になるということである。これは琉球王国の信仰基盤となるおなり神信仰を象徴するものであり、すべての既婚女性は30歳を越えるとこの儀式を経て、神女になるのである。

イザイホーは十二年ごとの年・旧暦の11月15日から4日間行われる。儀式の観念は、ニルヤカナヤ(ニライカナイと同様の他界概念の久高島での呼称)からの来訪神を迎え、新しい神女をその神々に認証してもらい、島から去る来訪神を送るというもの。

史料に記録される限り600年以上の歴史を持ち、来訪神信仰の儀礼として日本の祭祀の原型を留めているとされ、多くの学者の関心を集めて、1966年、1978年のイザイホーには、本土からも多くの民俗学者、取材陣が久高島に押し寄せた。

                              引用元:Wikipedia

 

ちょっと言葉で言い表せないので、是非動画と音声を聴いてみてください。

現代では「お祭り」として各地に残る神事や伝統行事ですが、現代に残るものとは比較にならない本気度に圧倒されます。

 


「沖縄 久高島のイザイホー-第1部-」東京シネマ新社1979年制作

 

 

琉球弧の祭祀 - 久高島イザイホー

琉球弧の祭祀 - 久高島イザイホー

 

 

近代以前の沖縄人にとって、神や信仰がいかに重要な要素であったかが、理屈でなく実感できます。また、人間や信仰とは本質的に何なのか考えさせられます。

こうした伝統から人間の本質を理解することが現代を生きる知恵になるかもしれません。

仕事の優先順位の付け方

仕事が溢れて何から手をつけたらいいかわからない..

 

そんなことが誰にでもあると思います。

私も残業バッチこい!のIT業界に身を置いてきたのでタスクは山盛り、突発トラブルなんて当たり前、常に何かに追われている感覚がありました。

 

優先順位の付け方の本を読むと
「重要性×締切で優先順位をつけよう」ということが書いてありますが、どれも重要に見えますし、締切も「なる早で!」というものが殆どであった為、優先順位の付け方に悩んでしまいました。

 

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そんな中で私がたどり着いた考えが「重要性×締切×アウトプットまでに携わる人数」という優先順位付けのフレームワークです。

 

簡単に言えば、アウトプットまでに携わる人数が多い案件から優先していく、という考え方です。重要性や締切は参考要素としました。

 

とにかく見積もりでも承認でも、資料作成でも、まずは何人が携わるか数えます。

 

Aさんが資料の構成を作り、Bさんが専門技術に関する記述をし、Cさんが見積もりを行い、Dさんが承認申請し、Eさんが承認し、Fさんが印刷し、Aさんが提出する仕事であれば、6名が携わります。

更にクライアント側で担当者が内容を確認し、稟議を上げ、課長→部長→管掌役員が決済するのであれば10名ですね。

 

私は1名で完結する緊急重要案件があっても、10名が携わる締切まで余裕がある仕事から手をつけます。優先順位付けは関係者の数で決めることにしているのでとてもわかりやすいです。同数の場合のみ重要性や締切を比較します。

 

タスクが進まない原因の多くは自分では進められないことに起因します。

部長が急な出張で見積もりを承認してくれない、技術部門がトラブル対応で会議に出席できない、派遣社員が風邪でお休みで事務処理が進まない..など、ボトルネックの多くは私の影響の範囲外の出来事に起因して発生するのです。

他人起因のボトルネック発生リスクを少しでも抑えるには、できるだけ余裕を持って仕事を依頼するしかありません。

よって、仕事が発生したらできるだけ早く他人に依頼すべき部分を見つけて依頼を出します。携わる人数が多いものから優先的にそれを行うべきです。

 

そんなこと言ったって明日クライアント訪問でその準備ができてないんだよ、ということもあるかと思います。私もこのルールを始める際にはありました。でも、そこは諦めてください。これは良いサイクルを生み出すための犠牲です。

 

余裕がない時には、人に依頼が必要な仕事よりも自分でなんとかできる仕事を優先しがちです。そのような取り組み方では、目の前の一つの仕事は締切に間に合うかもしれませんが、それに対処した時間で他の仕事は進まず借金が溜まっていきます。

人に依頼を出した後、自分でなんとかできる仕事に取り組めば、自分が一つのタスクと向き合っている間に他人が複数の仕事を進めてくれます。

これができるようになれば、徐々に良いサイクルの中に身を置けるようになります。タスクの締切に追われ続けることは少なくなっていき、余裕が出てくるのです。

 

無責任な言い方ですが、騙されたと思って是非実践してみてください。

優先順位付けは関係者の数で決めるというとてもシンプルなルールが、仕事の流れを変えてくれるはずです。

 

 

 

真夏に食べると気分爽快のXI'ANの麻辣刀削麺

この季節になるとこれが食べたくなる!ってものありませんか?

私は暑い季節になると無性に食べたくなるものがあります。

 

それは、西安料理店XI'AN(シーアンと読みます)の麻辣刀削麺

まず、皆さんは刀削麺をご存知でしょうか。

沸騰した鍋の中に、生地を細長く削ぎ落としながら茹でる中国山西省発祥の麺類です。麺の独特な製法から全体は柳の葉の形になり、また断面は三角形になって独特の食感を生み出します。

 

と、言われても想像には限界があると思いますので動画をご覧ください。

 


刀削麺 恵比寿 004

 

す、すごい・・・

職人技ってかっこいいですよね。

 

ちょっと脱線してしまいましたが、私はこの刀削麺の独特のもちもちとした食感が好きで様々なお店で食べてきました。

3年前の夏、有楽町で「刀削麺」の文字に惹かれて今日ご紹介するXI'AN有楽町店(ほかに銀座店・飯田橋店・神田西口店など)に入りました。

そこで見つけたのが、麻辣刀削麺です。

 

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麻辣刀削麺(税込750円)※大盛りはプラス100円ですが普通でも量多めです

 

スープは担々麺に近く、唐辛子と山椒とパクチーのパンチが効いたシビ辛系です。甘みもあり、挽き肉の旨みもしっかり出て濃厚な味わい。ただ辛いだけではありません。
もちもちの食感も何とも言えません。

暑い日にこのシビ辛もちもち麺を食べると、なぜか気分爽快になるんですよね。
本当に美味しいので自信を持ってオススメします。

 

西安料理XI'AN 有楽町店

所在地: 東京都千代田区有楽町1丁目27

時間11時30分~14時30分, 17時30分~23時00分

電話03-3503-2525

 

余談ですが、他にも様々な刀削麺が食べられますよ!

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漫画を読む

社会人のみなさんは休日をどのように過ごしているのでしょうか。

社会人になってから休日は、仕事したり、勉強したり、将来について考えたりすることに費やしてきました。

最近はなんとなくそれが「もったいない」ことだと思うようになりました。常に先の準備に費やす人生には深みがないのかもしれないと気づいたからです。

 

思えば、私には特別好きなものがありません。何に関しても中道でバランスよく生きてきたと自負しています。そのせいか、何かに執着する熱い想いもないのです。

 

「執着のない人生は深みがないな」

 

これが30にして悟った人生訓です。
よって、実験的ではありますが、毎週末は何かに執着してみています。

私の実験が成功し、人生に深みが出ますように。

 

まず、やってみたことは「漫画を読む」です。

漫画おもしろいですよね。でも、すごく時間を消費するので避けてきました。

その時間をキャリアの準備に使わないと不安だったんです。

 

さて、いざ執着する覚悟で漫画を読もうとすると「わくわく」が止まりません。

 

「この作品途中で読むのやめてたな」

「これはレビューから期待できる」

「この作者の作品、中学の頃、好きだったな」

 

と、1時間ほどAmazonを漁り続け、たどり着いたのは以下2作品。

 

『ラフ』と 『H2』のファンだったのであだち充先生の最新作を選択。

 

20巻代で足止めをくらっていた『HUNTER × HUNTER』がなんと34巻まで発刊されていることを知り、即決。

 

 この2作品をひたすら読み込む週末を過ごしました。

『MIX』11冊と『HUNTER × HUNTER』34冊の計55冊!

 

愛用しているKindle Paper Whiteでただ黙々と読み続けました。

他のことには目もくれず、週明けの仕事のことも考えず、食事はカップ麺で済ませ、ただただ漫画を楽しみました。

 

忘れかけていたあだち充ワールドは健在で、独特のシュールさや微妙に切ない人間関係を楽しみました。早く出してください、12巻。

 

『HUNTER × HUNTER』は物語が収束に向かうのかと思いきや、冨樫さんは風呂敷を広げる一方。でも、広げ方もやっぱり上手く引き込まれます。発刊ペースは期待できないので、また10年お付き合いさせてください。

 

というわけで、結果、めちゃくちゃ楽しかったです。

そして、この休日の充実感!楽しいと思えることのために時間を費やし、そして楽しんだ休日。なんと清々しいのでしょうか。

自分の「今」のために時間を投資すること。なんと気分が良いのでしょうか。

次回は違うテーマで執着してみたいと思います。

 

 

営業をシンプルに

SPIN・ADS・チャレンジャーセールスモデルなど、「営業活動」においては様々なフレームワークやモデルが存在しますが、どれも言っていることは同じだと感じています。

要はここを抑えれば売れるんだよねってことをできるだけシンプルに説明したいと思い、この記事を書きます。

 

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例えば、あなたがバッグ販売の職に就いていたとします。

ある日、職場である店舗にビジネスマンが入ってきて、仕事用の鞄を探しているということでした。あなたはどのようなシナリオを思い描くでしょうか。

 

わたしの考える成功シナリオは以下の通りです。

 

  1. 鞄で「何を」「どれくらいの量」「どれくらいの距離」「どれくらいの頻度」で運ぶのかを予測する。また、顧客のファッションから、顧客が好むデザインを予測する。(顧客にとっての理想を把握)

  2. 現在持っている鞄を分析する。1で予測した使い方をする際に、現在のバッグでは不足がある点または改善の余地がある点を検討し、指摘する。デザインについても同様の指摘を行う。(理想と現状のギャップを把握)

  3. この指摘が顧客の要望に合致する(指摘が顧客の認識を良い意味で上回ると尚良い)。そして、それを満たす機能とデザインを持った鞄を提案する。(ギャップを埋めるor理想を超える自社製品の提案)

  4. 顧客が提案した鞄を気に入る。(信頼の獲得・購買意思の形成)

  5. 価格の説明を行い、顧客がその額に納得する。(価格相当の価値があることの合意)

 

以上です。

1~5を高いレベルで行うにはどうすれば良いかを工夫し続けることが大切です。

とにかくそれだけを考えて、工夫を積み上げれば上手くいくと信じています。

 

顧客に好かれようとか、失礼のない対応をしようとか、製品について細部まで説明しようとか、そういった配慮は飾り付けです。

 

とにかく本質を最優先すること。

もっとシンプルに顧客が何を必要としているのかを想像してみることが重要だと思います。

自分の年収(生産性)を考える

日本人とドイツ人の生産性の違いを揶揄するツイートが話題になっていましたね。

 

 

最近は日本人の生産性の低さを問題提起するツイートやブログ記事も増えています。ブログ等でのマネタイズがうまくいって、サラリーマン的な稼ぎ方を揶揄する人も増えています。自分の収入(生産性)が(その為に投入した時間も含め)妥当なのかどうかを考える機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

 

ちょっと自分に置き換えて考えてみます。

 

私は現在、IT系ベンチャーに勤務している30歳で年収620万円です。
休日数は年間休日121日+有給消化9日程度の130日。
月の実質労働時間合計は220時間程度。昼休憩もだいたいは仕事しているのでそれも鑑みた数字です。
年収を年間の労働時間で割ると、時給2,400円程度ですね。この数字、高いのか低いのか。

サラリーマンの平均時給「2405円」は高いか安いか

https://mainichi.jp/premier/business/articles/20161027/biz/00m/010/022000c


この記事によると、サービス残業も鑑みた場合、日本のサラリーマンの時給は2,205円とのこと。サラリーマンの平均年齢が36歳と言われているので、30歳で平均+200円は悪くはないな!

ただ、自分が出している成果や日頃のプレッシャーと比べるとちょっとどうなのか?

そうです、誰もが皆同じ仕事をしているわけではないので、単純に平均と比べても自分の収入が妥当なのかは一概に判断できません。仕事の成果に対して、時給が適切かをどのように判断すれば良いでしょうか。

いくつか考え方があると思います。わかりやすい営業職の場合で考えてみましょう。

 

①自分が課せられている受注額に対して適切かどうか。

受注額3億円を課せられているAさんが年収1000万円で、同じエリアで受注額1億円を課せられている後輩Bさんが年収800万円だったとしたら、シンプルに数字だけ比較したら釣り合わないですよね。

 

②自分が課せられている利益に対して適切かどうか。

①のケースの場合、利益という観点が欠落していますよね。受注した3億円の案件が、実は高コスト体質で3000万円しか利益が出ない、と。一方でBさんが受注した1億円の案件は2400万円の利益が出る、と。こう考えた場合にはAさんがもらっている年収は後輩と比べても妥当と言えてしまうので、一概に受注額だけで年収が適切かを判断するのは危なそうですね。

 

③業務範囲に対して適切かどうか。

実は、Aさんは管理職で営業活動以外の業務が課せられています。
いわゆるプレー
イングマネージャーであり、営業としての数値だけ追っているBさんと比較すると業務範囲の広さが全く異なります。そうすると、また年収200万円しか差額がないという点は納得いかなくなってくるのです。1000万円と800万円じゃ手取り額で比べたら数十万しか違いがありませんから。

 

「年収が適切か問題」は、その他様々な方向性から判断できますが、様々な見方ができる分、納得のいく状況を作り出すのは非常に難しいと思います。

圧倒的に納得する為には、方法は二つしかないんです。
これは知人が実践している方法で、彼らこそ「年収(自分の生産性)に納得できている人々」と言えるでしょう。

 

一つは、年収を圧倒的に上昇させること。周りと比較して比べものにならないくらいの収入を得ることです。少なくとも1500万円以上ですね。

 

二つ目は、圧倒的に生産性(時給)を高めることです。周りと比較して比べものにならないほど労働時間を削減した上で、大卒サラリーマンの平均的な年収を確保できればOKなのです。目安としては一日6時間勤務で十分ではないでしょうか。

 

どちらを目指すかで描くべきキャリアビジョンも変わってきます。
中道を行くなら両方をバランスよく実現する道もありそうですね。
私は二つ目を極めたいと思っています。圧倒的に時給を上げたい。
グロス金額を増やすよりも時間を得て自分の好きなことに時間を投資したいですね。
皆さんはどの道を目指しますか?