田舎で生きるか

あなたはどこで生きていきますか?

どこにでも住めるようになった現代において、この問いに答えることはときに困難です。

 

国内/国外、高原/海辺、住宅街/商店街、持ち家/マンションなど様々な選択ができる一方、「住む」ためには賃貸契約または購入、ローン契約、引っ越し、転職という初期投資を伴うため"ここで生きる"という決断は大きなエネルギーが伴うからです。

 

そんななか、「移住」「都会→田舎」というワードがトレンドとなりつつあります。

 

イケダハヤト氏のような先導者が現れ、若者の間で"都会から田舎への移住して人間らしい生活を"という希望がふつふつとしている気がします。

 

まだ東京で消耗してるの?

 

こうした傾向は、地方自治体の移住促進予算に紐付き、広がっていきます。Googleアラートで「移住」というワードを追えば、毎日10~20の移住促進関連のニュースが流れてきます。各自治体の様々な移住促進アイデアや支援金制度などが主な記事ネタです。

 

自治体の支援にも引っ張られ多くの若者が都会から田舎を目指すのではないでしょうか。

 

ところが、それを支える田舎のインフラは弱体化の一途を辿っています。村や町の多くは消滅します。これは人口ピラミッド上の必然でわずかな移住促進予算で抗えるものではありません。

田舎が幸せを提供し続けてくれるわけではない、ということです。

 

田舎の生活の成功者のノウハウ、一時的な支援金、そして田舎そのものも、あくまでツールであると私は思います。

 

単純に田舎といっても千差万別ですので、将来的な人口流動も加味して、価値を感じ続けることができる場所を十分に検討すべきではないでしょうか。