『アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方』書評

かつて提唱されたicompany。自身を企業に見立てて社内外のリソースと機会を効果的に活用することで市場価値を高めようとするセルフマネジメントの考え方だ。

この本で提起されるのは、個々人が能動的に取り組むセルフマネジメントだけではなく、企業側が個々人のicompany化を促すマネジメントである。

 

アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方

アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方

 

 

著者は企業内外のicompanyが有機的に協力する環境を整えることで、価値の創造・価値の組み換えが促進されることを主張している。

 

要は、プロジェクト型の仕事が増えた現代においては企業という枠の中で仕事をさせるよりも、その枠をできるだけ解放した方が生産性が高まるということだ。


そして、これをリードするのが、アイデアと知識、マネジメント能力を持ったアグリゲーターである。社内外のリソースを巧みに結合させて高い価値を生み出す存在だ。

 

アグリゲーターとして働くこと、アグリゲーターを育てること、それらの必要性を事例を交えながら解説する。

 

内容は読みやすく、わかりやすい。
極端な話も多いが、説得力には欠けない。個人として組織として5年後、10年後を見据えるための視点を与えてくれる。

 

おすすめしたい一冊です。